SDGs実現に向けた日本の大学の取り組み

イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE:ティー・エイチ・イー)」は 2020年4月22日、「THE大学インパクトランキング2020」を発表しました。大学の社会貢献の取り組みを国連のSDGs(エスディジーズ)の枠組みを使って可視化するランキング の2回目です。766大学のうち63大学が日本の大学からのエントリーでした。 日本の大学はエントリー数が最多で、国際社会共通の課題に積極的に取り組んでいる姿勢を示した形です。THEでは、日本の大学がさらにパフォーマンスを上げるためのポイントとして、SDGsの取り組みの進捗に関する情報やデータを定期的に報告書にまとめて公表すること、他大学との連携の2つを指摘しています。豊かな国の大学が貧しい国の大学に専門知識や技術を共有することは特に重視されること。これこそが日本が強みとする専門技術や知識をさらに活用できる分野であると期待されています。
 また、 2021年度ランクが発表になり、日本は、参加校が前年の72校から85校に増加し、98の国・地域中、ロシアの86校についで参加校が多くなっています。日本国内の総合ランキングは、東北大学と広島大学、筑波大学、京都大学、岡山大学、北海道大学、東京大学の7大 学が101-200位に入っているものの、前年度総合100位以内の3大学(北海道大学、東京大学、東北大学)はいずれも100位以下となっています。なお、SDGs別ランキングのトップ100に延べ39校がランクインしていました。
参考:https://japanuniversityrankings.jp/topics/00189/

大学の社会貢献度がわかる
「THE大学インパクトランキング2020」

「THE大学インパクトランキング2020」は、SDGsをもとに大学の社会貢献度を表したランキングです。