「簡便なヒト体内時計の評価系の開発」

Komatsuu04
(2021/4/23現在)

公立小松大学 保健医療学部 臨床工学科

時間生物学研究所 平山 順

提供価値

   

体内時計の破綻は、睡眠・意識障害、代謝疾患、高血圧症および癌などの疾患を誘発する。
従って本研究には、体内時計の異常と関連する様々な疾患の予防法と治療戦略の構築のための有益な
知見を提供。

概 要

体内時計は、多様な生理機能に日周変動を作り出し、その変動の位相(時刻)を外環境に同調させる
恒常性維持機構である。この制御には、体内時計自体の時刻が光情報を利用し、自然界の昼夜の変化
に同調(光同調)することが必須である。要介護者と高齢者では、体内時計の光調が不安定になり易
く、夜間の徘徊(睡眠障害)やせん妄(意識障害)といった介護者に大きな負担となる病態が頻発する。
この解決策として、簡便に在宅使用できるヒト体内時計を調節する系が強く求められている。
本研究は、簡便なヒト体内時計の評価系を開発し、それを使用しヒト体内時計を光で調節する系の基盤
を確立することを目指している。

説明資料URL
https://researchmap.jp/khr

♯健康福祉