青年期男女の高体脂肪率管理による成人病の予防

Miyazaki-mu01
(2021/5/6現在)

宮崎公立大学

提供価値

適正体重と判断された青年女子のうち体脂肪率34.0 %以上の肥満が6.8%あり、BMI25以上の5.4%は実際には肥満ではない。適正体重と判断された青年男子のうち体脂肪率24.0 % 以上の肥満が7.1%あり、BMI25以上のうち28.1%は実際には肥満ではない。BMIとともに体脂肪率を測定することによって成人病の予防に貢献できる。

概 要

肥満の改善・予防においても、運動を取り入れることによって体重の減少部分が脂肪の減少に近似するように身体組成からコンディションを整えることが重要である。
また、運動には肥満に関連する脂質異常、高血圧、血糖値などの改善を促す効果がある。しかしながら、青年期にみられる高体脂肪率と健康や体力との関連についての報告は著者らが知る限り見当たらない。 本研究では青年期男女を対象として高体脂肪率と身体的特徴、代謝パラメータ、体力との関連から体脂肪率の測定の有用性について検討を行っている。
(研究の一部はR3肥満研究12月号に掲載)

♯健康福祉
♯体脂肪率
♯成人病予防