触媒促進水熱酸化法による難分解性汚染物質・汚染水処理

osakacu01
(2021/4/28現在)

大阪公立大学 工学研究科化学生物系専攻

教授 米谷 紀嗣

提供価値

・汚染水中の難分解性汚染物質を99%以上除去
・トラックに積載可能なレベルのコンパクトな処理装置で10m3/日以上の汚染水処理が可能

概 要

独自開発した銅系触媒を用いた水熱酸化法により、難分解性汚染物質および汚染水の分解処理を連続反応方式で可能にする。1,4ジオキサン、ジクロロエタンなどの有機塩素化物、フェノール類、N,N-ジメチルホルムアミドなど有機化合物に対して汎用的に適用可能である。処理装置はコンパクトで省スペースに貢献、汚染水のpH調整は不要である。再生可能な特殊活性炭を用いた汚染水処理装置を製造販売している企業において、活性炭再生時に発生する高濃度の有害物質を含むドレーン水を無害化するために本技術を適用している。
特許第5901791号「有機ハロゲン化合物の水熱酸化処理方法及びその触媒」

♯水熱酸化法
♯難分解性汚染物質・汚染水処理
♯有機ハロゲン化合物
♯社会イノベーション