バイオマス由来の有機分子触媒および低環境負荷型の触媒反応の開発

shimaneu03
(2021/4/26現在)

島根大学 自然科学研究科 環境システム科学専攻 物質化学コース

提供価値

高価かつ危険な酸化剤や金属触媒、高温高圧条件が必要であった従来の酸化反応・酸化的分子変換反応を、天然由来の有機分子触媒と分子状酸素を用いるグリーンなプロセスに転換することができる。

概 要

バイオマス由来の天然有機分子であるビタミンB2を用いた有機分子触媒および低環境負荷型の触媒反応の開発を行っている。開発した有機分子触媒は、空気中に無尽蔵に存在する分子状酸素を活性化することができる。その結果、安全な原料から廃棄物をほとんど排出せずに、医薬品やファインケミカル原料などを穏和な条件下で効率良く合成できる、環境に優しい「グリーンな」物質変換反応を実現することが可能になる。

♯天然有機分子触媒
♯低負荷型触媒
♯技術革新