フッ化物イオンを含むアニオンを除去し浄化する吸着材の開発

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(2021/4/28現在)
信州大学 先鋭材料研究所 手嶋・是津研究室
教授 手嶋 勝弥
■ 提供価値
8ppm以上のフッ化物イオンをWHO水道基準の1.5ppm以下まで除去水浄化時に必要なエネルギーがゼロ
■ 概 要
水をきれいにする結晶材料の研究開発を行っています。アフリカの一部地域では、飲み水に有害なフッ化物イオンが多量に含まれ、フッ化物イオンの過剰摂取による健康被害も発生しています。我々の開発した結晶材料は、汚染された水からフッ化物イオンを含むアニオン(フッ化物イオン、硝酸・亜硝酸イオン、ヒ素など)を効率よく除去することができる吸着材です。さらに、水に入れてしばらく置くだけで、水を浄化するティーバッグ型の浄水メディアも開発しました。また、処理のために電力や大掛かりな装置が不要で、処理のためのエネルギーや環境負荷が低い、とてもエコな水処理方法でもあります。
ティーバッグ型浄水メディアなど信大クリスタルを搭載した浄水デバイスをタンザニア・フィリピンに持ち込み、水課題解決の取り組みを開始しています。
・特願2019-152525・特願2019-176560・特願2020-538472
説明資料URL
https://shindaicrystal.com/
♯飲料水浄化システム
♯フッ化物イオン除去
♯社会イノベーション