有効な原子力発電システムの安全性の向上



tcu07
(2021/4/26現在)
東京都市大学
■ 提供価値
炉心損傷時の核燃料物質の閉じ込め策の強化(クリーンなエネルギー生成と気候変動に対する具体的な対策として有効な原子力発電システムの安全性の向上)
■ 概 要
原子力発電は、火力発電と比べてCO2排出量を劇的に抑制できるという利点を持ち、『エネルギーをクリーンに生成』し『気候変動に対する具体定な対策』であるという観点でSDGsに大きく貢献することができます。一方で、東日本大震災における福島原発の事故以降、「原子力発電は危険だ」というイメージが強く、SDGsの『つくる責任、つかう責任』という目標に照らした場合、原子力発電システムの安全性を向上させることが極めて重要な課題となります。本研究では、原子力発電システムの内部で見られる様々な「流れ」の中から安全性を考える上で重要なものを取り上げ、熱流体?学を基盤とした基礎実験と数値解析の両面から安全性の向上に資する実用的な技術を追究します。具体的には、既存の原子力プラントの安全性を向上させるために追加される様々な安全システムの有効性の評価、将来の新型炉に導入される再臨界回避方策の実現性の検討等、これまでに我が国が蓄積してきた技術と知見をフル活用し、より安全でより効率的な原子力プラントを構築する上で必要となる要素技術の開発と実用化を目指します。
説明資料URL
https://www.tcu.ac.jp/research_directory/2020/data/HTML5/pc.html#/page/86
♯原子力発電の安全性向上
♯再臨界回避対策
♯原子力プラント要素技術
♯エネルギー