E-4.東北から始まる「いのち」を育む
農林水産・食品産業の構築(新生食産業)

tohoku17
(2021/3/1現在)

東北大学

提供価値

殺虫剤使用なしでの害虫駆除用青色光殺虫装置
地元産米を活用した魚類用餌の開発による養殖業の活性化

概 要

<青色光を活用した建物内殺虫機器>
青色光照射で昆虫が致死することを発見し、産学連携によって食品・医薬品などの製造現場(殺虫剤の使用が望ましくない)での害虫駆除用の青色光殺虫装置を開発、実装している。目標8「経済成長と雇用」、目標9「インフラ、産業化、イノベーション」、目標12「持続可能な消費と生産」に該当する。

<宮城県産飼料米を餌とした養殖ギンザケ>
従来、養殖ギンザケの飼料の主原料は魚粉や輸入小麦粉であったが、地元(宮城県)産米を活用した飼料の開発と養殖に成功し、「みやぎサーモン」として発売された(地元漁協と連携)。地域農業、養殖業の振興だけでなく、魚粉利用の削減や小麦輸入過程におけるCO2削減にも寄与した。目標8「経済成長と雇用」、目標12「持続可能な消費と生産」、目標14「海洋資源」に該当する。

<塩を活用しない乾麺の開発>
従来乾麺は塩を活用することが一般的であったが、地元企業への技術指導により、全く塩を活用しない乾麺の開発に成功、減塩マーケットなど新規需要の開拓につながった。この事例は、宮城県白石市の地場産業である「白石温麺(うーめん)」におけるものであり、温麺以外にそうめん、うどんへも展開が広がるなど、地域産業の振興に寄与した。
説明資料URL
http://impact.bureau.tohoku.ac.jp/contents/e4_agriculture_for_vita_nova.html

♯害虫駆除
♯養殖
♯飼料
♯農水産業
♯食品産業
♯食品・農水