マイクロ手術向けゴーグル型医療用拡大鏡

usp05
(2021/4/26現在)

滋賀県立大学 工学部 人間看護学部

教授 越山 雅文

提供価値

・生体の診断と処置を同時に施行できる
・マイクロ手術を記録しながら手術ができる
・AI搭載にてがんの初期病変を自動診断できる

概 要

VR様のゴーグルで、前方には拡大レンズが備わっており、ゴーグル内側に画像のデジタル変換装置が装着された医療用拡大鏡である。医師はそれを顔面に装着することで、近距離にある生体の10~30倍像を見ることができ、両手が使えることで同時に処置ができる。さらに、動画として記録でき、外部のデイスプレイにも描出できる。デジタル装置内部に装着者の瞳孔径と水晶体厚の自動測定装置を搭載すれば、頭を動かした場合においても連続自動焦点調整機能が働き、将来的には脳外科の手術や心臓血管外科におけるマイクロ手術も行うことができる。また、過去の画像データをAIに覚えさせれば、眼前の病変組織をゴーグルに描出させることで皮膚がんや子宮頚がんの前がん病変を自動診断できる。

♯医薬・医療
♯マイクロ手術
♯医療用拡大鏡