対策事例10

スーパーコンピュータ「富岳」による
ウイルス飛沫・エアロゾル感染リスクの評価

神戸市

国立研究開発法人 理化学研究所 計算科学研究センター

新型コロナウイルスは、せきやくしゃみ、声を出すことなどで発生する飛沫のほか、これらの飛沫のうち非常に小さいものであるエアロゾルによっても感染が広がる可能性があります。感染のリスクを評価し予防対策を行うためには、こうした飛沫やエアロゾルの飛散経路を正しく推定する必要があります。

飛沫やエアロゾルの飛散経路は空気の流れや湿度、温度などの複合的な影響を受けるため、その推定には膨大な計算が必要です。そこで、理研が開発し、「富岳」に実装を進めている超大規模熱流体解析ソフト「CUBE」を使って、これまでの計算機では困難だった高精度で大規模な飛散シミュレーションを実施しています。

通勤列車内やオフィス、教室、病室といった室内環境においてさまざまな条件下で感染リスクを評価し、空調や換気、パーティションなどを活用したリスク低減対策を提案します。また、シミュレーションの結果を動画化し、飛沫が具体的にどのように広がるのかを視覚的に理解できるようにすることで、感染防止に向けた認識や理解を広く普及させることが可能となります。

出所:室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策
https://www.r-ccs.riken.jp/fugaku/history/corona/projects/tsubokura/


出所:「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた地域プラットフォーム形成シンポジウム」第4回ワークショップ 講演資料より引用(2021年12月)

 対策事例 9

対策事例 11