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JARECからのお知らせ

[更新日 2017.2.10]
第24回 「地域を活かす科学技術政策研修会」岩手開催報告(H29.2)
-3.11に学ぶ“大震災への備え”と“その復興プロセス”-


第24回「地域を活かす科学技術政策研修会」平成29年2月 岩手開催
 
第24回「地域を活かす科学技術政策研修会」平成29年2月 岩手開催



第24回「地域を活かす科学技術政策研修会」平成29年2月 岩手開催
「3.11に学ぶ“大震災の備え”と“その復興プロセス”」とのテーマのもと岩手県盛岡市(遠野市・釜石市)で開催した第24回「地域を活かす科学技術政策研修会」は、全国から150名の行政職員・大学職員・企業の皆さまにご参加を頂き、また「産経新聞」・「岩手日報」・「盛岡タイムズ」3社の取材を頂くなか盛況に終了しました。大変にありがとうございました。

未来に伝える教訓「未来のあなたへ10のメッセージ」
野田武則釜石市長からは、震災後の教訓として、いのちを落とさないために「一次避難所」と「指定避難所」との区分を明確にすること、「未来のあなたへ10のメッセージ」として未来に伝える教訓が示されました。
教訓集「未来の命を守るために」 (参照:釜石市ホームページ)

震災への対応「想定外」にどう備えるべきか
東北大学災害科学国際研究所の奥村誠副研究所長からは、震災への対応として“想定外”にどう備えるべきかについてご講演いただき、遠くの自治体との事前の協力協定と「受援計画」を立案しておくことなどが大切であること、避難警報は災害がなくても逃げる、「無駄な避難」をこそ褒めてあげるべきことが示されました。

東日本大震災の後方支援の最前線基地・遠野市からの教訓
遠野市の現地ワークショップは、東日本大震災の後方支援の最前線基地となった遠野市消防本部で行い、本田市長はじめ遠野市および消防団の職員の方17名が参加してくださいました。
はじめに 「3.11東日本大震災遠野市後方支援資料館」を訪れ、小時田光行消防長より、当時の対応と教訓について、震災当時の刻々と伝えられる要請と対応が書かれたメモを示しながら臨場感のある説明を頂きました。
本田敏秋遠野市長のご講演では、後方支援の最前線基地であった遠野市からの未来への教訓として、被災自治体の要請を待たずして迅速な支援行動を開始する繋がりの構築と、自ら情報を収集し適切な支援策を独自に決定・展開できるしくみの重要性が示されました。さらに災害リスクの少ない地域だからこそ常時から広域での役割を考える大切さ、震災時にはいのちを軸にした判断力と人間力がいのちを救うことを繰り返し強調されました。

文責 鈴木 久美子

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